2023年01月24日 07:30
データ活用の取り組みが必須となる中、BIやBIツールという言葉を聞く機会が多くなってきました。ITの世界は英語やその略が多く使われており、この「BI」もよく分からない言葉の一つだと思います。
またBIに関連する用語も同様に分かりづらい横文字が多く、とっつきにくいと感じる方も少なくありません。そこで、まずはBIに関する英語や略称用語の意味を理解して、BIの必要性をご理解頂ければと思い記事を作成しました。用語が理解できると、BIやデータ活用についてもより理解度が高まるはずです!
BIは「Business Intelligence(ビジネスインテリジェンス)」の略で、直訳すると「ビジネスにおける知能、思考力」となります。企業内外のデータを集め組み合わせて分析や可視化を行い、客観的なデータから得られた知見をビジネスの意思決定や判断、戦略策定を支援のアプローチに活かす手法です。
一方、BIツールはこの手法を効率的に実行するための道具であり、「Business Intelligence tools(ビジネスインテリジェンスツール)」の略称です。BIツールはBIの実現手段として専門的な知識を持たない人々にもデータ分析をアクセス可能にする役割を担っています。データドリブン経営においてはBIツールを活用してデータを積極的に経営判断に活かす傾向があり、ビジネスのあらゆるシーンで重要な役割を果たす考え方や道具と言えます。データ収集から分析、可視化、共有までの各段階で手助けを行い、データを扱う際の効率性と正確性を高めます。
BI自体は組織の戦略に基づいたデータ活用を意味し、BIツールはその具体的な実現手段として、データ収集から分析、可視化、共有までのプロセスを支援します。デジタル化が進む現代において、企業戦略におけるデータの重要性は増すばかりであり、BIツールを活用してデータを経営に生かすことが、競争力を高めるための鍵となるでしょう。
ついでながら。。。
上で「データドリブン経営」という言葉を使いましたが、これも英語由来の分かりにくい言葉ですね。データドリブン経営とは、データの分析に基づいて得られる情報をもとに意思決定を行う経営手法です。ここでいう「ドリブン(driven)」とは、動詞「drive」の過去分詞形であり、「何かが主導する」という意味を持ちます。要するに、データドリブン経営は「データが主導し、データを活用して推進される経営」を指します。
どこよりも早くご紹介!【2023年度最新版】
社内のデジタル化を進めるための補助金・助成金ガイド
BIツールという言葉自体が英語で、用語も英語を略したものだからすんなりと頭に入ってこない…、という方も多いようです。そこで今回の記事では、そんな不安を払拭できるようの用語を徹底解説していきます。案外分かりやすいツールであることをご理解いただけますと嬉しいです。
BIには必要な5つの手順がありますので、手順毎に横文字用語を解説していきます。
お客様の声から学んでみよう!
BIプラットフォーム Domoまとめて導入事例集
実はNDIソリューションズもBIツール導入に失敗した経験があります。⼀度はBIツール導⼊を⾏ったものの、データの取り込みや集約には専⾨知識が求められるため、結局Excelを使った⼿作業に戻らざるを得なくなっていました。
中でも業績管理のレポート作成は、事業会議、取締役会議、グループ会社の事業会議など⽉に6回、各種システムから集めたデータを丸⼀⽇かけて集計・加⼯する⾮常に煩雑な作業となっていました。
NDIソリューションズにとって最⼤の問題であった散在するデータの取り込みと集約は、BIプラットフォーム「Domo(ドーモ)」の多様なコネクターを利⽤することで、特別な知識無くDomoのDWHに取り込む事が可能になりました。これにより、複数種類のSaaSやオンプレミスのシステムに散在するデータを含め必要なデータを集約し、スピード感を持った社内運⽤が可能になりました。
データの取り込みのポイントとなるのは、コネクターと呼ばれるシステム同士をつなぐ接続部品が豊富に用意されているかどうかにあります。最近では、SaaS製品であればWebAPI機能などが用意されているためAPIさえ叩ければ大丈夫、と思われる方も少なくないかもしれませんが、APIを一般社員が使いこなすことは困難です。「社内外のシステム専門家に依頼しなければ進まない」、「依頼するたびに時間やお金がかかるのでツールの活用も進まない」、そういったケースは想定できます。
分析結果を表示するグラフ数が少ない場合も同様です。弊社では、「滝チャートグラフ」と呼ばれるグラフをよく利用していますが、今回の「Domo」導入に一役買ったのは、このグラフがあったから、とも言えます。
やりたいけど、よくわからないあなたにピッタリです!
データドリブン経営をはじめるためのガイドブック
私が入社数年でBIを勉強したときにまず引っかかったのは英語の用語や省略語でした。それらの用語をなかなか覚えられないので、同じ用語がでてくるたび何度も調べなおすということもありました。そこで皆様の理解のお役に立てるように本記事にまとめてみましたが、いかがでしたでしょうか。
なじみのない英語や省略後での説明文は全く頭に入ってきませんからね(笑)。まずは、用語を知って「BIとはこういうものなのか」とふわっとでもご理解いただけていましたら幸いです。
当サイトでは、BIツールに興味のある方へ、参考になるダウンロード資料をご用意しております。「みんなでデータ活用するためのBI入門ガイド」と「統合型BIプラットフォーム Domo基本ガイドブック」は、データ活用やBIツール導入のポイントが把握できる資料になっています。BIツールご検討の参考に、ぜひダウンロード資料をご覧ください。