2022年08月09日 07:30
BI(ビジネスインテリジェンス)ツールは、「データを活用して経営判断につなげたい」「自社の状況をすぐに把握したい」「レポート作成を効率化したい」といった要望に応えるために多くの企業で使われています。注目度も高まっており、「これからBIツールの導入を検討する」という方も多いはずです。しかしその一方で、「BIツールは難しい」「たくさん種類があってどれを選べばよいか分からない」というお話もよくお聞きします。本記事では、BIツール検討中の方のヒントになるよう、BIとはなにか?データ分析を実現するために必要な機能はなにか?といった内容を解説いたします。
データドリブン経営という言葉を聞いた事があると思います。データに基づいた経営という意味です。言い換えれば、客観的なデータを基にして論理的にPDCAサイクルを回す事と言えます。そしてこのデータドリブン経営を実現するために重要な仕組みがBIです。BIとは、企業の中や外に存在する膨大なデータを収集・分析し結果を可視化する事で業務や経営についての意思決定を支援する仕組みで、これを実現するためのITシステムをBIツールと呼びます。
BIツールは、経営層、経理・財務、営業、マーケティング、生産等、様々な立場の人によって目的に応じていろいろな場面で利用されています。
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ではここでBIツールの機能について見ていきたいと思います。BIツールと聞くと、「グラフ」や「ダッシュボード」といった可視化に関するキーワードがまず思い浮んできます。膨大なデータを様々な形式のグラフや表に変換して可視化することによって、すぐに状況を理解できたり、有益な知見を得られるようになったりします。可視化の機能として主なものは以下の2つが挙げられます。
一般的にBIツールというと、このような可視化の機能を指している事が多いです。しかしこの「可視化」の機能だけで、データ分析が成立するのでしょうか。
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答えはNoです。データ分析と一言で言っても、現実には様々な工程とそれに応じた機能が必要となります。ここからは各工程と機能について確認していきましょう。
ここまでは、データ準備から可視化までをご説明してきました。一般的なBIの検討においては多くの場合に可視化ばかりが注目されます。しかし単にデータが可視化されただけでは、データドリブン経営は実現できません。PDCAサイクルにおいて可視化はC(チェック)を指しますが、どうやってA(アクション)に繋げていくかは見落とされがちです。ではアクションに繋げていく、つまり行動を変えるためには何が必要なのでしょうか。
データを活用していくためには、このように様々な工程が必要です。可視化の機能だけではなく、前工程としてデータ準備や蓄積、後工程として検知やコミュニケーションについても考えておく必要があります。世の中には数多くのBIツール/製品が存在しますが、これらの機能を網羅しているツールはあまりありません。ETLツールやDWHを別途用意してBIツールと繋げるというのはよくある話です。ツールが分かれていると当然、習得に時間がかかります。また、サポートも分断されてしまうため問題の切り分けも難しくなります。
またデータ分析というのは大量のデータを一気に処理する事から、大量のサーバーリソースを必要とします。サーバーのスペックが処理速度に大きく影響します。そのためオンプレミス製品の場合には事前にサーバーサイジングを慎重に行う必要がある他、場合によってはデータの増加に合わせてサーバーの拡張をしていく事も必要です。
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ここまで読んでいただいた方は正直、「データ活用って面倒だな」「考えることが多すぎる」などデータ活用に及び腰になっているかもしれません。
しかし安心してください。そんな心配をしなくてよいBIツールが存在するのです。当社社内で利用し、販売もしているDomo(ドーモ)です。データ準備から蓄積、可視化、検知、コミュニケーションまで全て同じプラットフォーム上で実現できるオールインワンのSaaS型のBI製品です。「一般的なBIツールとは違うもの」というのを明確にするために「BIプラットフォーム」とも呼ばれています。この言葉には「一般的なBIツールには含まれていない、データ活用に必要なすべての機能が含まれているんですよ」というメッセージも込められています。
ただ、多くの場合Domoも「BIツール」という分類にされてしまいます。ですので、同じBIツールと呼ばれているものでも必要な機能が入っているものと入っていないものがある、ということがあるのです。ご注意ください!
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