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BIプラットフォームがクラウドサービスであるべき理由・メリット

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2023年05月30日 07:30

近年、ビジネスの世界において、BI(ビジネスインテリジェンス)ツールを活用する企業が増えています。BIとは社内外のデータをDWH(データウェアハウス)やETL(Extract、Transform、Load)といったIT技術を用いて、分析、可視化し、ビジネス上の意思決定や経営判断の支援を行うものです。BIを活用すれば企業はより正確な経営判断を行うことができます。そして、BIを実現するためのツールとしてBIプラットフォームがあります。現在このBIプラットフォームはその他のITツールと同様にクラウドサービスとして提供されることが多くなっています。本記事では、BIプラットフォームがクラウドであるべき理由やメリットについて解説します。

 

 

BIプラットフォームとは?

BIプラットフォームとは企業が持つ膨大なデータを一元管理し分析するためのシステムです。BIプラットフォームを利用することで、企業は様々なデータソースから収集したデータを統合し、データを分析して、重要な情報を見つけ出し、そして、その結果をダッシュボードやレポートなどの形で可視化できます。これによってビジネスに必要な情報をタイムリーかつ簡単に把握できるようになります。また、パソコンだけでなくスマートフォンやタブレットのモバイル端末からも閲覧できるサービスもあります。

同じような言葉に「BIツール」があります。BIプラットフォームの方が最近使われるようになった新しい言葉です。一般的にはBIに必要な一連の機能を統合型・オールインワンで提供するツールを言います。対してBIツールはグラフ作成等の可視化の機能に特化したものが多くなっています。このような違いがありますが、本記事ではBIツールも含めて「BIプラットフォーム」としてご説明していきます。

 

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BIプラットフォームの種類

BIプラットフォームには、オンプレミス型の製品とクラウド型のものがあります。オンプレミス型のBIプラットフォームは、企業内にサーバー製品(サーバー機器、OS、その他)を購入・設置し、自社でシステムを構築する形態です。

一方、クラウド型のBIプラットフォームは、クラウド上でシステムを提供する形態です。クラウド型のBIプラットフォームには、SaaS型(Software as a Service)と呼ばれる、パッケージソフトをクラウド上で提供するサービス形態があり現在では主流になりつつあります。

 

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BIプラットフォームがクラウドサービスであるべき理由・メリット

BIプラットフォームがクラウド型のサービスであるべき理由は、以下のようなメリットがあるからです。

  • 1 拡張性が高い
    クラウド型のBIプラットフォームは必要に応じて簡単に機能の追加や拡張を行うことができます。クラウド型の場合、システムの構築や更新などの作業をクラウドサービスを供給するプロバイダー(たとえばAmazon Web Service、Microsoft Azure、Google Cloud Platform) が行うため、企業側では専門的な知識を必要としません。また、サービスの利用者数が増えた場合でも、サーバーなどのハードウェア製品の増設などを必要とせず、容易なスケーリングが可能となっています。

  • 2 コスト削減が可能
    オンプレミス型のBIプラットフォームは、自社でサーバーを構築する必要があります。そのため、サーバー製品の購入や設置、保守などに多額のコストがかかります。OSや各種ソフトのインストールや運用管理も必須です。そのためのコストや人員は相当なものとなります。一方、クラウド型の場合は、サーバーやOS等の購入や設置、保守等にかかるコストが不要であり、必要な機能のみを利用できますので、コストを抑えることが可能です。万が一導入したBIプラットフォームの利用を断念することになったとしても、クラウドサービスであればオンプレミスの場合より失われるお金を少なくできるのも安心材料となるでしょう。

  • 3 導入が容易
    オンプレミス型のBIプラットフォームは、自社でサーバーを構築する必要があるため、初期段階で導入に製品や人材の確保と時間が求められ、そのための費用がかかります。一方、クラウド型の場合はクラウド上でシステムが提供されているため、導入が容易です。また、クラウド型の場合は導入サービスを提供する業者が多く存在するため、専門的な知識がなくても導入を行うことができるのもメリットです。

  • 4 データのセキュリティが高い
    クラウド型のBIプラットフォームではクラウドプロバイダーがセキュリティの管理を行っています。セキュリティに関する問題については一般的にクラウドプロバイダーがセキュリティ対策として自動的にパッチを適用し、攻撃を未然に検出し防止しています。また、クラウド型の場合は、常に最新のセキュリティ対策が取られているため、データのセキュリティが高いという考え方もあります。一企業がクラウドサービスプロバイダーと同じレベルのセキュリティ対策を行おうとすれば、そのためのコストや人員は大変大きなものになるでしょう。クラウド型BIプラットフォームはセキュリティ面でのメリットも大きいのです。

 

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まとめ

クラウド型のBIプラットフォームは、拡張性が高く、コスト削減が可能で、導入が容易であり、データのセキュリティが高いというメリットがあります。これらのメリットから、データ活用やBIツールの導入を行う企業がクラウド型のBIプラットフォームを選ぶ傾向になっています。今後もクラウド型のBIプラットフォームの需要はますます高まり、ビジネスの効率化やデータ駆動型(データドリブン)経営の推進への貢献が期待されます。

ただし、クラウド型のBIプラットフォームを導入する場合には、セキュリティやコスト、導入方法などを検討し、最適なプランを選択することが重要です。導入をお考えの企業はBIプラットフォームの経験が豊富なITベンダーを活用し、さまざまなツールを比較・検討することをおすすめします。クラウド型であれば一定期間のお試しなどもできますので、実際に利用してみるのもおすすめですね。これもクラウド型BIプラットフォームのメリットと言えるでしょう。

BIプラットフォームは、ダッシュボード作成やリアルタイムでのデータ分析機能、多様なデータソースとの接続機能が備わっており、部門のビジネスユーザーから企業経営において必要性が高まっています。加えて、クラウド型のBIプラットフォームはこれらの機能をクラウド上で提供するし、ビジネスの効率化や経営判断の迅速化を支援することができます。

以上、BIプラットフォームがクラウドであるべき理由について解説しました。
BIプラットフォームは、企業経営において重要な役割を果たすツールの一つであり、企業が競争力を高め業界で勝ち抜くためにも今後も需要が高まりつつあります。
本記事や弊社のご提供するお役立ち資料などでクラウド型のBIプラットフォームのメリットや活用方法の理解を深めていただけたら幸いです。

 

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