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初心者向けDomo ETL関数ガイド-Magic ETLでできることをわかりやすく解説-

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2026年05月12日 07:30

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「Domo ETL関数」とは、AI搭載型データ活用プラットフォームDomoのMagic ETL内でデータを加工・変換するときに利用できる計算式やロジックのことです。Domoでは、SQLやExcelなどのスプレッドシートの関数をベースにした200種類以上の関数がサポートされており、数値計算・文字列操作・日付処理・統計分析・財務計算など、さまざまな処理をETL上で完結させることができます。

これらのDomo ETL 関数をうまく活用することで、ダッシュボードを作る前の段階でデータをきれいに整えたり、複雑なロジックを事前計算しておいたりと、レポート作成の効率を大きく高めることができます。本記事では、AI搭載型データ活用プラットフォームDomoのMagic ETLで利用可能な「Domo ETL関数」の種類や特徴「そもそもどんな関数があるのか」「どんな場面でどの関数を使えばよいのか」を、具体例を交えながら解説していきます。

本記事では、DomoのMagic ETLで「そもそもどんな関数があるのか」利用可能な関数の種類や特徴、「どんな場面でどの関数を使えばよいのか」、具体的例を交えながら、初心者の方にも分かりやすいように解説していきます。

DomoのMagic ETLとは?

Domoには「Magic ETL」と呼ばれる強力なETLツールが搭載されています。ETLとは、データの抽出(Extract)、変換(Transform)、ロード(Load)という一連の処理プロセスを指します。DomoのMagic ETLは、このETL処理を、プログラミング不要・ドラッグ&ドロップの直感的な操作で実現できるプラットフォームです。専門的な技術知識がなくても誰でも手軽に複数のデータソースをつなぐ、結合する、フィルターをかける、集計するなどのデータ加工フロー処理を構築できます。

また、Magic ETLの中では、多彩な関数を使ってデータの計算や加工を柔軟に実装可能です。これにより、単純なデータの結合やフィルターだけでなく、複雑な条件分岐や数値計算、文字列操作、日付処理なども効率的に実装できます。以降の章では、このMagic ETL上で使えるDomo ETL 関数にフォーカスして、その種類と具体的な使い方を見ていきます。

DomoのMagic ETLではどんな関数が使える?

ここでは大きく8つに分類して概要をご説明します。

集計関数
一連のデータに対して集計計算を行うための関数。データを分類し、件数や合計値を計算するために使用される。

数値関数
数値データに対して個別の計算や変換を行う関数。数学的な演算や変換、統計的集計、単位変換など多様な処理を行うことができる。集計関数はデータ全体の特性を把握するために使用されるのに対し、数値関数は個々のデータポイントに対する詳細な計算や変換に使用される。

統計関数
データの分布や傾向、関係性を分析するために用いられる関数で、平均や中央値、分散、相関、検定の値など、統計的な指標や検定結果を計算するもの。

財務関数
投資やローンなどの資金の時間的価値を計算するための関数であり、将来価値(FV)、現在価値(PV)、支払額(PMT)、利率(RATE)、内部収益率(IRR)などを求めることができる。一部、集計関数に分類されるものもある。

論理関数
与えられた条件や複数の論理式を評価し、その結果を「TRUE(真)」または「FALSE(偽)」の論理値で返す関数。条件判定や分岐処理のために使われる。

文字列関数
文字列データに対して長さの取得、切り出し、結合、置換、大文字・小文字変換、検索、トリム、正規表現によるパターンマッチングなどの操作を行う関数。

日付と時刻設定関数
日付や時刻データの取得、変換、加減算、書式化、抽出、タイムゾーン変換など、日時に関する多様な操作を実現する関数。

システム関数
データ処理やETL(抽出・変換・連携)の実行環境やプロセスに関する情報を取得するための関数。操作IDやDataFlow名、実行エンジン、プレビュー実行中かどうかなど、システム内部の状態やメタデータを参照できる。

このようにDomoでは用途に合わせてあらゆる種類の関数が使えますが、初心者の方にとっては種類が多すぎてどれを選べばよいか分からないと感じられるかもしれません。でもご安心ください。DomoのMagicETLはデータベースについてのスキルや知識がなくてもスムーズに操作ができるよう、画面構成や操作感が工夫されています。Excel(エクセル)の関数のように説明が表示され、普段の業務で表計算ソフトを使い慣れている方であれば直感的に扱えるはずです。

Domo ETL 関数の一覧を確認するには?

ここでは、分類別にご紹介しましたが、DomoのMagicETLで利用できる関数は200種類以上あります。最新の完全な一覧は、Domo公式ヘルプの「新しいMagic ETLでサポートされている関数」ページから確認できます。

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MagicETLの画面イメージと操作方法

それでは実際の画面イメージをもとに、MagicETLでの関数の使用方法について見ていきましょう。DomoのMagicETLでは、「タイル」と呼ばれるデータ処理用のパーツを並べていくことによってデータ処理の流れ(フロー)を作成します。

bi-domo-etl-function-vol-71_Magic ETL script screen.png

Magic ETLで関数を使用できる主なタイルは、次の2種類です。

  1. 「スクリプトを追加」タイル
    計算式をもとに新しい列を作成したり、既存の列を修正したりすることができます。

  2. 「グループ化」タイル
    「グループ化」タイルは複数の行のデータを指定したグループにまとめるために使われます。

どちらのタイルでも計算式を入力するための欄が用意されており、「スクリプトエディター」と呼ばれる大きな画面で計算式を編集することができます。スクリプトエディターでは、次のようなサポート機能が用意されています。

  • 関数名の一部を入力すると、候補となる関数がサジェストされる

  • 特定の関数を選択すると、その関数の説明文や引数の意味が表示される

  • 引数の位置ごとにどんな値を入れればよいか、ヒントを確認できる  

このあたりの挙動は、Excel(エクセル)の関数入力ヘルプにかなり近いイメージです。そのため、「いつもExcelでIFやVLOOKUPを書いている」方であれば、Domo ETL 関数の入力も比較的スムーズに慣れていくことができるでしょう。

bi-domo-etl-function-vol-71_Magic ETL Script Editor.png

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よくあるシーン別に学ぶ Domo ETL 関数の具体例~計算式を考えてみよう~

ここからは、データ処理においてよくある“やりたいこと”を想定して、具体的にどのような関数が使えるのかをご紹介します。

✓文字列として認識されているデータを数値に修正したいとき

Q:受注件数という列の値が文字列型になっている場合の計算式は?)
bi-domo-etl-function-vol-71_The CAST function for changing data types

A:CAST(`列名` AS INT) こちらの計算式から出力される結果は数値型の120という値です。

データ型の変更を行う「CAST関数」が使えます。
CAST(`列名` AS INT)

✓小数点以下の値にもとづいて四捨五入したいとき

Q:平均在庫という列の値を小数点以下第1位で四捨五入したい場合の計算式は?)
bi-domo-etl-function-vol-71_ROUND function that rounds numbers
A:ROUND(`平均在庫`,1) こちらの計算式から出力される値は4です。

数値を丸めてくれる「ROUND関数」が使えます。
ROUND(`列名`, 四捨五入したい小数点以下の桁数)

✓日付がExcelでシリアル値になってしまっているので、YYYY-MM-DDという日付の形式に変換したいとき

Q:日付を入れたはずの列の値が5桁の数字になってしまった場合、どうやって正しい日付に直す?
bi-domo-etl-function-vol-71_The DATE function and CAST function for converting numeric values to date type
A:DATE_ADD(DATE('1899-12-30'), INTERVAL CAST(`日付A` AS INT) DAY) こちらの式を使うと46946という数値は「2028-07-16」という形に変換されます。

指定した日付に日数、月数、年数、時間などを加算・減算するための「DATE_ADD関数」、数値を日付型に変換する「DATE関数」、「CAST関数」が使えます。
DATE_ADD(DATE('1899-12-30'), INTERVAL CAST(`列名` AS INT) DAY)

✓日付が8桁の数字になってしまっているので、YYYY-MM-DDという日付の形式に変換したいとき

Q:8桁の数値として入力されている日付B列の値を、データ型含めて日付形式に変換するための計算式は?
bi-domo-etl-function-vol-71_The SUBSTRING function extracts and returns a specified number of characters from a given position in a string
A:DATE(
  CAST(SUBSTRING(CAST(`日付B` AS STRING), 1, 4) AS INT),   -- 年(先頭4桁)
  CAST(SUBSTRING(CAST(`日付B` AS STRING), 5, 2) AS INT),   -- 月(5~6桁目)
  CAST(SUBSTRING(CAST(`日付B` AS STRING), 7, 2) AS INT)    -- 日(7~8桁目)
)
 こちらの式を使うと「2025-10-16」という日付の形式に変換されます。

「DATE関数」、「CAST関数」と、文字列の指定した位置から一定の文字数だけ切り出して返す「SUBSTRING関数」が使えます。
DATE(
  CAST(SUBSTRING(CAST(`列名` AS STRING), 1, 4) AS INT),   -- 年(先頭4桁)
  CAST(SUBSTRING(CAST(`列名` AS STRING), 5, 2) AS INT),   -- 月(5~6桁目)
  CAST(SUBSTRING(CAST(`列名` AS STRING), 7, 2) AS INT)    -- 日(7~8桁目)
)

 

自分のやりたいことに合わせてどの関数を使うべきか特定できたとしても、その関数を使った具体的な計算式の組み方が分からない場合もあるかもしれません。そんなときは、Domo.AIの機能の1つである自然言語による計算式の生成する機能を利用することで、具体的な計算式を出力させるのがおすすめです。

bi-domo-etl-function-vol-71_Formula generation feature by DomoAI

 こちらはDomoが独自にチューニングしたDomoGPTをはじめ、他のLLMも連携してお使いいただけます。 

Domo導入前に確認すべき13の重要ポイント
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まとめ

Magic ETLの関数は、Excelの計算式に似た感覚で使うことができ、直感的にデータの加工や分析を行えます。関数に難しいイメージが持たれている方も多いかもしれませんが、どんな計算をしたいか、どんな処理をかけたいのかが明確になっていれば、あとはそのやりたいことに合わせて関数を選択するだけでOKです。具体的な計算式の記述は生成AIに任せてしまいましょう。関数は効率的かつ柔軟なデータ処理を可能とする便利なツールです。Domoをすでに使っている方も、これから使おうとしている方も、ぜひ関数を用いたETL処理の実装にチャレンジしてみてください。

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公開日:2026年5月12日

藤木さん

藤木 卓馬
NDIソリューションズ株式会社
ソリューションコンサルタント

ブログ監修者

NDIソリューションズにて約10年ソリューション営業を担当。Domoやkintoneをはじめ数多くのクラウド製品販売の経験を活かし、複数ソリューションを組み合わせたお客様課題の解決を提案している。現在はDomoソリューションコンサルタントのチームリーダーとして、お客様のデジタル化、データ活用を中心としたDX推進をサポート。


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