2025年02月06日 18:00
公開日:2022年5月10日
今年で9年目を迎えるIT導入補助金事業は、IT予算確保のための手段として、企業での認知も進み、活用が定着してきたと感じます。私は、IT導入補助金事業がスタートした2017年から補助金担当をさせていただいておりますが、毎年事業内容に変更や追加があり、最新の交付規定/公募要領/手引きを読み込み、IT導入補助金事業の把握に努めております。お客様には、まずは補助金事業についてさらっとご理解いただきたくべく、交付規定/公募要領/手引きの内容を簡潔に説明したり申請のポイントを紹介するセミナーなども開催しております。補助金について社内でのご検討時間をできるだけ多く取り、スムーズに活用していただきたいと考えています。
本記事では、IT導入補助金2025の最新情報をお客様視点で図表を用いて分かりやすく解説するとともに、BIツールにおけるIT導入補助金の活用のポイント、組み合わせにおすすめのOBC社の奉行シリーズとの相性についても解説いたします。
※本ページでは、通常枠、インボイス枠(インボイス対応類型のみ)についてのみの解説となります。あらかじめご了承ください。
IT導入補助金2025は、中小企業庁が実施する補助金事業で、今年で9年目となります。1年目は作文のような申請項目が多々あり、お客様も私もとても苦労した試みでありました。しかし現在の申請内容は、基本的に選択項目となり、申請されるお客様にとっては大変申請・活用がしやすい制度になっていると感じます。
ここで、IT導入補助金事業の目的や基本事項についてご紹介します。
IT導入補助金事業は、製品・サービスの生産・提供など、生産活動に資する事業を行っている中小企業・小規模事業者等が、自社の強み・弱みを認識、分析し、生産性向上のためプロセスの改善と効率化に資する方策として、あらかじめ事務局に登録されたITツールを導入する補助事業者に対し、当該ITツールの導入費用の一部を補助するものです。
→目的に沿った申請が不可欠ですので、目的はしっかり理解しておきましょう。
→対象外の事業者もありますので、詳細はリンク先よりご確認ください。
(参考)IT導入補助金2025 公募要領 通常枠(150万円未満・150万円以上)版 、 IT導入補助金2025 公募要領 インボイス枠(インボイス対応類型)
IT導入補助金事業は、以下の3者による共同申請が必須となり、3者で補助金申請が遂行されます。下記3者はIT導入補助金事業で理解しておくべき用語となりますので、予め覚えておいて損はないでしょう。
ここは、事業者選定の重要なポイントとなりますので、詳しくご説明いたします。
申請は、補助事業者(ユーザー/中小企業・小規模事業者)とIT導入支援事業者(ITベンダー)での共同申請が必須です。なぜ共同申請が必要なのでしょうか・・・以下3つの理由があると考えます。
以上、共同申請必須の理由がお分かりいただけましたでしょうか?補助事業者(ユーザー/中小企業・小規模事業者)は、IT導入支援事業者を選定する必要があります。IT導入支援事業者の選定は、ITツールの取り扱い有無だけでなく、法人登録要件②にも記載の通り、その会社が「安定的な事業基盤を有している」のかどうかも調べた上で、相談された方がよろしいかと存じます。ここを間違えなければ、安心してIT導入補助金事業を活用いただけると考えております。
申請は全てWEB上で完結できます。書類もすべてPDFや画像添付です。
すべてWEB上で完結できることでハードルが下がり、中小企業事業者の補助金活用に繋がっていると考えております。
IT導入支援事業者との共同申請が必須であるとお伝えしましたが、弊社では、もっと多くの事業者様に補助金活用いただきたく、補助金のご説明やサポートはすべてオンライン会議、メール、電話で実施し、補助事業者様のご負担も減らしていく取り組みを行っております。
しかし、補助金交付までには審査があり、採択されなければ補助金は交付されません。ここは抑えておきたいポイントとなりますが、実は補助事業には予算があり、過去には予算が消化されたり、予算が少なくなってきた際に不採択が増えるという現象も起こりました。また、補助事業への理解不足による申請、補助事業の目的等に沿っていない申請等は不採択となりますので、我々も細心の注意を払って申請に取り組んでいるところです。
ちなみに弊社のIT導入補助金2022、2023、2024の採択実績は、100%でした。近年、採択平均が60%前後と言われていますが、7年間の申請ノウハウとパッケージメーカーとの連携により、高い採択率を実現しております。一緒に採択を勝ち取っていきましょう!
さて、気になる補助対象経費、補助率、補助額はどのようなものか見ていきます。
データ活用の基本からポイントまでを解説した
BIツール初心者向けまるわかりガイド
ここからは、補助金活用シーンを過去の弊社での申請事例を交えてご紹介します。
多くのお客様が、通常枠/150万円未満に該当するのではないでしょうか。ソフトウェアの業務プロセスが1つ以上4つ未満の場合かつ業務プロセスに、会計・受発注・決済の機能が含まれない場合、通常枠/150万円未満に該当し、補助率は1/2以内です。補助対象経費の合計から補助金申請額を計算してみました。
業務プロセスを1つでも持つITツールを導入予定の場合は、是非IT導入補助金を活用してください。
業務プロセスが4つ以上の場合かつ業務プロセスに、会計・受発注・決済の機能が含まれない場合、通常枠/150万円超に該当し、補助率は1/2以内です。例えば、500万円のシステム投資は中小企業事業者にはかなりハードルの高いものとなりますが、補助金活用で250万円となれば稟議も通りやすくなるかもしれません。
●●今年の変更点●●
通常、通常枠での補助率は1/2以内ですが、今年から、「3か月以上、地域別最低賃金+50円以内で雇用している従業員数が全従業員の30パーセント以上であることを示した場合は、2/3以内」となっていましたので、賃上げをされている企業様にとっては使わな損!な制度です。
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通常枠/150万円超では、賃上げが必須の条件となり、条件を達成できなかった場合、補助金返還の対象となります。賃上げ実現可否が不透明の場合、補助率は下がりますが、通常枠/150万円未満で申請できる選択肢もあることは覚えておきたいところです。
さらに注意が必要な点ですが、ソフトウェアを4つ導入するからといって、業務プロセスが4つになるとは限りません。例えば、CRMは共P-01プロセス「顧客対応・販売支援」に該当します。4つのITツールのうち、もう1つが共P-01プロセス「顧客対応・販売支援」に該当するSFAだった場合導入予定のITツールは4つですが、業務プロセスは3つとなるようなケースもございます。ご注意ください。
昨年と同様、EC機能はインボイス枠から外れています。
IT導入補助金2025も目玉となるのは、インボイス枠です。電帳法やインボイスといった法改正対応で、大変リーズナブルにITツールを導入することのできる枠です。2023年10月からはインボイス制度が開始、2024年1月からは改正電帳法が施行されました。スタートしてから運用が大変など気づく企業も多くなってきています。補助金を活用して法改正を乗り切りましょう!
会計・受発注・決済の3つの機能から1つ以上含むITツールを導入する場合、インボイス対応類型に該当し、補助率は3/4以内です。
会計・受発注・決済の機能を2つ以上含むITツールを導入する場合、インボイス対応類型に該当し、補助率は2/3以内ですが、50万円以下の金額については補助率3/4以内、50万円超の金額は補助率2/3以内にて算出するところがポイントとなります。補助対象経費の合計から補助金申請額を計算してみましょう。
(参考)インボイス対応類型の計算はややこしいので事務局のシミュレータを使ってみてください。
https://it-shien.smrj.go.jp/applicant/subsidy/digitalbase/simulator/
通常枠よりも補助率が高く設定されていますので、会計・受発注・決済の機能を含むITツールを導入する場合には、インボイス対応枠での申請の方がお得です。
ただし、注意すべき点として、インボイス対応類型で申請する場合、会計・受発注・決済の機能以外のソフトウェアを組み合わせての申請ができません。しかし!!IT導入補助金2025でも、通常枠とインボイス枠の両方を申請し、交付決定および補助金の交付を受けることが可能です。そのため、ITツールが保有する機能ごとに、分けて申請することも可能ですので(まとめて通常枠で申請も可能です。)、まずはIT導入支援事業者へご相談ください。
※補助対象経費のITツールの機能重複、オプション・役務の二重計上は出来かねます。両方の類型への申請を行う際、これに抵触する可能性が非常に高いため、ミスや不正のない申請を行うためにも、IT導入支援事業者へ相談いただくのがベストです。
お客様の声から学んでみよう!
BIプラットフォーム Domoまとめて導入事例集
ところで、BIツールは補助対象経費になるのでしょうか。結論からいうと「Yes!」です。
注意すべきポイントがあるため、表で確認してみましょう。
なんと、2025年のIT導入補助金から、業務プロセス⑤に「統合業務」として、kintoneなどのビジネスアプリ作成ツール、BIツールが追加され、BIツール単体でIT導入補助金の申請ができるようになりました!
ここで組み合わせが重要になってきます。BIツール単体であれば、業務プロセス⑤という1プロセスしか満たさないのでA類型で150万円未満の補助金しか出ません。4プロセスを満たすためにはどういったツールが必要になるか、下表でも確認できます。例えば建設業の方ですと工事原価管理システム(業務プロセス②⑥)と会計システム(業務プロセス②④)を導入し、データを一元管理することで、コスト管理の精度を高め、経営の安定化を図ることができます。さらにBIツール(⑤)を導入することで、経理・管理部門の業務負担を削減、直感的なダッシュボードで迅速な意思決定が可能となります。これで業務プロセス②④⑤⑥が該当し、合計4つのプロセスを満たすことができます。
このようにITツールを組み合わせる方法もあれば、各部門で導入するツールをまとめて申請することで最大の補助金受給できる可能性もありますので、是非ご検討ください。
※下表以外のITツールも登録予定ですので、お問合せください。
ITツール | 業務プロセス | プラン | 1ユーザ/年 | 年間利用料 | 初期費用 |
---|---|---|---|---|---|
Domo 統合型BIプラットフォーム(データ活用プラットフォーム) |
5 | お問合せください。 | お問合せください。 | お問合せください。 | お問合せください。 |
CB3 社内外で使える汎用AIチャットボット |
7 |
CB3Lite Edition/RAGあり |
ユーザー無制限 | 1,200,000円 | 500,000円 |
nMinutes 5分で会議の要点をつかむ。要約議事録支援サービス |
7 | ー | ユーザー無制限 | 36,000円 | なし |
kintone 業務のシステム化や効率化を実現するノーコード・ローコードツール |
5 | スタンダードコース | 1,800円 | 1,080,000円 従業員50名の場合 |
なし |
シーツーエグゼキュート-MA 建設業が作った建設業向け工事原価管理システム |
2,6 | 基本パッケージ | お問合せください。 |
買取価格:2,000,000円/10ユーザー |
お問合せください。 |
奉行Edge年末調整申告書クラウド 年末調整のデジタル化 |
5 | ー | 540円 | 10,800円 従業員20名までの場合 |
ー |
奉行Edgeマイナンバークラウド マイナンバー保管サービス |
5 | ー | 1,500円 | 30,000円 従業員20名(電子証明書ライセンス2名分を含む)までの場合 |
ー |
奉行Edge請求管理電子化クラウド 請求書業務のデジタル化 |
2 | ー | ー | 84,000円 契約発行数(年間)600、管理者1ライセンスの場合 |
ー |
奉行Edge労務管理電子化クラウド 従業員の入社から退職までに発生する手続きをすべてデジタル化し、業務時間を9割※削減! |
5 | ー | 6,600円 | 180,000円 従業員20名で労務担当者1名の場合 |
ー |
奉行Edge勤怠管理クラウド 打刻・申請から分析・マネジメントまでの勤怠管理業務をすべてデジタル化し、業務時間を9割※削減! |
5 | 基本機能 | 従業員1名あたり4,680円 担当者1名あたり48,000円 |
141,600円 従業員20ライセンス・担当者1ライセンスの場合 |
ー |
勘定奉行V ERPクラウド |
2,4 | ー | ー | 840,000円 利用者1ライセンス/専門家1ライセンスの場合 |
50,000円 |
OBC 給与奉行クラウド 給与計算から社会保険・年末調整までの給与業務をすべてデジタル化し、業務時間を7割※削減! |
5 | iSシステム 従業員数100名まで |
ー | 204,000円 利用者1ライセンス/専門家1ライセンスの場合 |
60,000円 |
OBC 商蔵奉行クラウド 改正電帳法対応!デジタル化時代に必要な高レベルでの業務標準化とデジタル化が簡単にできる |
1,2,3 | 商蔵奉行クラウドセットiAシステム 全伝票明細件数合計400,000明細まで 商奉行、蔵奉行、単体でもご購入いただけます。 |
ー | 330,000円 利用者1ライセンス/専門家1ライセンスの場合 |
50,000円 |
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