kintoneでできること、できないことは? 日本一わかりやすくご紹介

2022年04月15日 18:00

DX実現の第一歩として、kintone(キントーン)の導入は多くの企業で進んでいます。しかし、kintoneでできることと、できないことがまとまらず、導入に足踏みしている企業も多いのではないでしょうか?本記事では、kintoneを使って開発できることと、できないことをご紹介します。kintone開発のヒントにしていただければと思います。

 

 

kintone(キントーン)とは?

最近テレビのCMでも目にする機会が増えてきたkintone(キントーン)ですが、まだまだどういったツールであるかご存じでない方も多いのではないでしょうか?簡単に説明するとkintoneとは、プログラム開発の知識がなくても、項目をドラッグアンドドロップして業務アプリを作成できるクラウドサービスです。

では、どういった業務アプリを作成可能なのでしょうか?例として、私が作成した経験のあるアプリを一つ挙げると「資産管理アプリ」があります。当アプリは、会社で調達された資産の資産情報や使用状況を管理するものです。資産の所在や残数を正確に管理することで紛失や私物化を防ぎ、無駄な備品の購入や予備の重複を減らすことが可能になりました。

その他にも、「日報アプリ」や「案件管理アプリ」、「顧客管理アプリ」など、様々な業務アプリの作成が可能です。
このように開発の知識がなくても簡単に様々な業務アプリを作成できるのがkintoneです。しかし、簡単に開発できる分、できることとできないことがあります。そちらを本記事でご紹介させていただき、具体的にどんなkintone開発を自社で行いたいか想像していただけると嬉しいです。そして、みなさんのkintone開発を進めるきっかけになれればと思っています。では解説していきます!

 

kintoneアプリ開発でできること 開発編

kintoneを使って開発できることを初心者の方にも分かりやすくご紹介していきたいと思います。kintoneアプリを作成する方法は主に5つあります。その中でも特に使用する場面の多い、3つの開発・作成方法についてご紹介します。

【 kintoneアプリを開発・作成する方法】
1つ目に、アプリを1から作成する方法があります。アプリ名を入力し、フォームをドラッグアンドドロップして作成でき、開発知識がなくても1からアプリを作成できます。私自身、新人研修時に初めてkintoneでアプリを作成する機会がありました。「こんなに簡単にアプリが作成できるのか」と感動したのを覚えています。

2つ目に、サンプルアプリから作成する方法があります。kintoneアプリストアには100種類以上のサンプルアプリがあり、作成したいアプリをダウンロードして作成ができます。ダウンロードしたアプリを改良もでき、簡単にアプリが作成できます。

3つ目に、ExcelやCSVを読み込んでアプリを作成する方法があります。アプリの作成と同時に、ファイル内のデータも取り込めるため、非常に便利です。

このように3つのkintoneアプリ作成方法をご紹介させていただきました。「もしかしたら自分でもkintoneを使ってアプリを開発できるかもしれない」と思ったプログラミング未経験の方もいるのではないでしょうか?

はい、作成可能です。実は、私自身もプログラミング未経験でSEとして就職し、入社してすぐにkintoneで開発を行いました。プログラミング未経験の私でもしっかりとアプリを作成できたのでご安心ください。

また、kintoneの開発では、日付や数値などのデータを集計してグラフで表示できます。一度設定を保存すると、アプリのレコード一覧から最新のグラフを表示できます。「部署別の売上集計」のようなグラフを設定すると、業務に役立つと思います。

さらに、標準機能を使ってのアプリの作成に慣れてくると、プラグイン機能を使って自由に機能をカスタマイズしていくことをオススメします。CSSファイルやJavaScriptのデータを読み込み、標準機能で実装できない機能を追加できます。私が実際に業務で使用したプラグイン機能を例に挙げると、「自動採番プラグイン」というものがあります。レコードを保存時に、指定したフィールドに番号が採番されるものとなっています。その他にも、複雑なアプリの作成時には、標準機能では実装が厳しいことが多くあると思います。プラグインを使うと、作成できるアプリの幅も広がるので、是非活用を検討してください。

 

ノーコード・ローコードのkintoneで内製化
を実現する方法 資料のご紹介

 

kintoneアプリ開発でできないこと 開発編

kintoneアプリ開発でできることをご紹介してきましたが。しかし、kintoneアプリ開発でできないことも複数あります。kintoneアプリ開発でできないことを、3つご紹介していきます。

【 kintoneアプリで開発・作成できないこと】

まず1つ目に、kintoneには計算をするフィールドがありますが、対応していない関数がいくつかあります。Excelで複雑な関数を使用している場合、kintoneには対応ができず、それであればExcelのままでいいのではないか?と考える企業も多いのではないかと思います。

2つ目に、プラグインが1つのアプリにつき20個までしか使えません。よって、プラグインを多数使いカスタマイズする時に困る場合があります。

3つ目は、私の業務の時にも困った問題になるのですが、テーブルを一覧で確認する時に表示ボタンを押さないと表示できないようになっています。また、表示ボタンを押した時にテーブル内のフィールドがすべて表示されてしまいます。そのため、見せたくないフィールドまで見えてしまいます。また、5000行までしか追加できないなど、テーブルには様々な制限があります。

上記の3つのできないこと以外にも、フィールドが1つのアプリにつき500個までしか追加できないことや、1つにファイルにつき添付できる容量の上限は1GBまでなどできないことや制限がいくつかあります。

自社がどういったアプリを開発したいのかを明確にし、開発したいアプリがkintoneの仕様上実現できるのかできないのかを考えて、アプリの開発を行うことが重要になってくるでしょう。

 

まとめ

私の経験談も交えながら、kintoneでできることできないことをご紹介してきました。それを踏まえて、どんなアプリを開発して運用していくと、DX実現に繋がっていくかをまずはイメージするところから始めるのが重要だと思います。

また、DX実現には社内の協力が必要不可欠になります。そのため、ITに精通していない方でも使いやすいと感じるアプリを作成していくべきでしょう。すると、よりDX実現に協力的になってくれると思います。
ぜひ、本記事を参考にDX実現の第一歩のためのkintoneでの開発を検討してみてください。

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