AIチャットボット 7製品を徹底比較 総務DXを実現するために

2022年04月15日 07:30

社員の問合わせや顧客・ユーザーの問合わせにチャットボットを使うと効率化できると言われています。AIアシスタントという呼び方もあるようで、チャットボットとの違いは何なのでしょうか?総務部門の生産性を向上させ、総務DXを実現できないでしょうか?本記事では人事総務DXのために最初に取組むべきこと、そしてチャットボットやAIアシスタントを活用して総務DXを実現するための、おすすめ7製品・サービス・ソリューションを徹底比較し、一覧形式でご紹介していきます。チャットボットを比較して、総務DXを実現したい方には必見の記事です。

 

総務DX(デジタルトランスフォーメーション)とは?最初に取組むべき課題

総務部門は社員からの問合せに対応し、社員サービスを推進しながら、日々、総務の仕事に追われています。本来は総務問合せ・管理にも対応しつつ、総務業務の課題を見つけ、課題改善をしなければなりません。そして総務の戦略を立案・実行するのがDX(デジタルトランスフォーメーション)対応なのです。

もし、忙しいのであれば、デジタルとAIの力で時間を創りだしてみてはどうでしょうか?時間ができれば、戦略を考え、実行できるようになれます。総務DXの実現で、デジタル戦略総務に変革できるのです。

では総務部門はまずどんな業務の問題点や課題に取り組むべきでしょうか?最も解決したい課題は、「社員からの総務申請への問合せの簡素化」と言われています。社員は総務部門にメールで問い合わせても回答がこないし、電話しても不在が多く、サービス内容に不満が残ります。総務部門は社員からの総務申請の問合せが多く、本来の人事総務の仕事ができません。よって残業が増えてしまいます。

まずは「社員からの総務申請への問合せの簡素化」を総務DXで実現できれば、大幅に時間が作れ、業務改革ができるかもしれません。総務の問合せ業務を効率化するための総務DXソリューションとはどんなものなのでしょうか?問合せ業務をAIの力で、効率化できる製品・サービスとして、チャットボットとAIアシスタントがあります。しかしチャットボットとAIアシスタントの違いとは、何なのでしょうか?まずはここから理解していきましょう。

 

AIチャットボットとAIアシスタントの違いとは?

AIチャットボットとAIアシスタントの違いとは、どのように違うのでしょうか?似ているようで、ちょっと違うものにも感じます。まずチャットボットとは「チャット(Chat)」と「ロボット(Bot)」を組み合わせた造語であり、質問に対し、会話形式で自動的に回答してくれるサービスのことです。自動で回答するためには、質問に対する回答を学習しなければなりません。学習するためにはAI(人工知能)を使い、機械学習していき、回答の精度を上げていきます。最近のチャットボットはAIを搭載しプログラムを作っていきますので、チャットボットという表現にはAIが含まれていると言えます。チャットボットと表現しても、AIチャットボットと表現しても間違いではないのです。

AIアシスタントにもチャットボットの技術を使います。一般的にAIアシスタントというと、AIスピーカーに搭載されているGoogleアシスタントや、スマートフォンに搭載されているiPhoneのSiri等の「音声を認識してくれるチャットボット」のイメージが強いと思います。これはこれでマーケティング戦略からも間違いではありません。

しかし、それ以外のAIアシスタントでは、社員の社内ポータルから問合せに対するコミュニケーションや、Webサイトからの顧客の問合わせに対しチャットボットを使い自動的に回答するケースがあります。

よってAIチャットボットとAIアシスタントには決定的な違いはなく、「チャットボット(AI)が顧客や社員をサポートしてくれるしくみ」では同じということなのです。本記事ではAIチャットボットと表記し、様々なメリットを解説していきます。

 

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総務DXを実現する - AIチャットボット おすすめ一覧で徹底比較

では、総務DXを実現するためのAIチャットボットの主要7製品・サービス・ソリューションを徹底比較していきたいと思います。AIチャットボットの製品・サービスはたくさんあります。今回は総務DXを実現できるソリューションにフォーカスを当てて、ご紹介していきます。「ソリューション」とは「課題解決する」という意味です。前述した総務の課題を解決してくれて、総務DXに導いてくれるAIチャットボットの会社名、製品・サービス名をおすすめ一覧で7つピックアップいたしました。

【製品・サービス名】          【会社名】
・CB3(シービースリー)・CB4(シービーフォー) NDIソリューションズ(株)
・ChatPlus(チャットプラス)       チャットプラス(株)
・Microsoft Teams ボット         日本マイクロソフト(株) 
・HiTTO(ヒット)            HiTTO(株)
・Chat Dealer(チャットディーラー)   (株)ラクス
・sAI Chat(サイチャット)        (株)サイシード
・Support Chatbot(サポートチャットボット)(株)ユーザーローカル

AIチャットボットを比較した記事はたくさんありますが、本記事ではAIチャットボットを活用し、総務DXを実現できるソリューションも合わせてご紹介していきます。それでは総務DXを実現するためのAIチャットボットを徹底比較でご紹介していきます。

 

CB3・CB4【テンプレートを無償提供・無料トライアルあり】

AIチャットボット「CB3」は、対話AIとChatGPT連携を特徴にしたクラウドサービスです。
対話AIではIBM Watson Assistantを利用し、FAQベースの1問1答やシナリオ型の対話が可能です。ChatGPT連携では文書生成・要約・翻訳等が利用可能です。

CB3はAIチャットボットとして質問に答えるだけではなく、そのあとに必要となる業務システムまで最適につなぐことができます。例えば、もうひとつのAIチャットボットである「CB4」を使えば、400種類・4,000文の人事や総務に関する業務をすでに学習しています。そして、人事や総務系の申請テンプレートも3種類が用意されており、テンプレートは無償で提供されます。

導入も簡単で、導入支援から稼働まで約2ケ月で実現できます。販売・開発・導入はNDIソリューションズ(株)が対応してくれるのも安心です。価格は初期費用と月額費用が必要になります。「安価で早期に」総務DXが実現できるソリューションですので、価格や具体的な内容をぜひお問い合わせください。

また、30日間の無料トライアルが用意されています。CBシリーズの中から用途にあった製品をお試しできますので、トライアル申込ページよりお申込みください。

※参照元
 CB3トップページ https://solution.ndisol.jp/cb3
 CB3 6つの特長 https://solution.ndisol.jp/cb3/function
 CBシリーズのラインナップ https://solution.ndisol.jp/cb3/chatbot#cbx_series
 CB4トップページ https://www.ndisol.jp/solutions/advanced_technology/cb4lp/cb4_index.html

 

ChatPlus(チャットプラス) 【無料トライアルあり】

「売上アップやコスト削減に貢献 ChatPlus」をコンセプトに、導入実績業界No.1、導入企業10,000社以上、導入コスト業界最安値のチャットボットです。ChatPlusの機能数は5,000個以上あり、AI会話機能、シナリオ設定、Q&A予測表示、レポートデータ分析、API連携と豊富です。サポートが充実しており、理想のチャットボットを誰でも簡単に設定・運用ができます。

様々な業種で活用されていると記載されていますが、活用シーンや業種別の課題解決には具体的に触れられていません。総務DXを実現する位置づけよりも、チャットボット単体として提供されているように感じました。

価格は初期費用0円、月額1,500円からとなっており、無料トライアルが用意されています。用途に合ったプランが選べますので 個別にチャットでお問い合わせください。

※参照元 https://chatplus.jp/

 

 

Microsoft Teams ボット(マイクロソフト チームス ボット) 

Microsoft Teamsボット(マイクロソフト チームス ボット)はMicrosoft Teamsの機能のひとつで、チャットボットや会話ボットと呼ばれています。現在はGovernment Community Cloud (GCC) で利用できます。カスタマーサービスやサポートスタッフが、質問や回答を素早く行え、会話タスクを実行するアプリです。 テキスト、カード、タスクモジュール等の適切な組み合わせにより、便利なボットを作成します。また人工知能と自然言語処理を含む基本的なコマンドにより複雑なタスクを処理することができます。

世界中のマイクロソフトパートナーがMicrosoft Teams ボットを開発や導入サポートをしてくれるため、総務DX を実現できる体制があると言えるでしょう。

価格はMicrosoft Teamsの各社ライセンス費用に準拠しますので、マイクロソフト社やマイクロソフトパートナーにお問い合わせください。

※参照元
https://docs.microsoft.com/ja-jp/microsoftteams/platform/bots/what-are-bots

 

 

HiTTO(ヒット) 【シェアNo.1】

「社内向けAIチャットボット HiTTO」をコンセプトに、社内の情報を体系化し、社員に適切なタイミングで情報が届くしくみを作っています。市場シェア33.2%、利用者数は約30万人以上で、チャットボット市場でシェアNo.1を誇っています。AI自動レコメント機能、キャラクター設定機能、ダッシュボード機能等、チャットボットとしての機能は豊富にあります。

人事・労務・総務業務をナレッジとして体系化し、多くの質問パターンを自動学習させた「人事/労務AI」を搭載しています。よって人事DXや総務DXとして、大手企業向けの導入事例はあるかもしれません。HiTTOは社内向けのAIチャットボットに特化しているソリューションと言えます。

価格は初期費用0円、質問数に応じた課金はなく、利用しているアカウント数に応じて月額利用料金が変動するようです。詳しくはお問い合わせフォームからの、問合せスタイルになっています。

※参照元 https://hitto.jp/

 

 

Chat Dealer(チャットディーラー) 【無料トライアル利用あり】

「かんたん導入ですぐ使えるチャットボット 問い合わせを削減 Chat Dealer」をコンセプトに、お客様の問い合わせと社内の問い合わせの双方に対応しています。ルールベース型とAI型、つまり非AI型とAI型のニーズに合ったチャットボットを選べます。有人チャット機能もありますので、組み合わせて利用することも可能です。チャットボットと連携するシステムやツールは豊富にあります。Google製品、Microsoft Teams、slack、kintone、楽楽精算、EC CUBE等の連携が自由自在に可能なのです。

カスタマーサポートやコールセンター、EC(イーコマース)窓口業務等のお客様対応の導入事例がたくさんあります。社内の総務人事、経理、情報システム業務の問い合わせの導入事例があります。

価格はクラウドサービスで低価格を実現しています。初期費用や月額費用は料金表ダウンロードから確認するスタイルになっています。チャットボット導入によりコスト削減額や費用対効果のシュミレーションができますので、ぜひお試しください。

※参照元 https://www.chatdealer.jp/

 

 

sAI Chat(サイチャット) 【LINEチャットボット(ラインボット)を利用する方法】

「最初から賢いずっと賢い sAI Chat」をコンセプトに、担当者の手間がかからないAIチャットボットを目指しています。sAI Chatは導入当初からすぐに、問い合わせ精度95%以上を実現できます。理由はFAQの類似表現をあらかじめ学習させるため、的確な回答ができるからです。

提案から社内検討・契約後、要件定義や開発、導入・運用サポートまで手厚く提供してくれます。

価格はStarterプランのスモールスタートできるプランからいくつかあります。初期費用や月額費用から料金は構成されており、無料お見積りのスタイルになっています。下記URLより、ぜひご相談ください。

sAI ChatサイトにLINEチャットボット(ラインボット)を利用する方法や活用事例が掲載しています。LINE公式アカウントに、チャットボットを運用できる機能がありますので、ぜひ下記URLを参考にしてみてください。

※参照元
https://saichat.jp/saichat/
https://line-sm.com/blog/line_chatbot/

 

 

Support Chatbot(サポートチャットボット)

「社員や顧客からの問合わせを削減 Support Chatbot」をコンセプトに、圧倒的な低価格で提供しているチャットボットサービスです。チャットボットにはオンプレミス型とクラウド型がありますが、Support Chatbotはクラウドサービスなので低価格を実現しています。カスタマイズや導入サポートも無料で提供し、API連携や有人チャットにも従量課金はありません。社内の問合わせやカスタマーサポート等に幅広く対応しています。

Support Chatbotと連携するチャットUIサービスをたくさん持っているため、連携するシステムやツールは豊富にあります。FaceBook、Chatwork、LINEWORKS、Microsoft Teams、Google Chat等への連携が実現可能です。導入から公開まで最短1ケ月というのも驚きです。構築要件を伺いチャットボットを作成していく流れで導入していきます。

価格体系は初期費用と月額費用が必要になります。料金表・資料ダウンロードから確認するスタイルになっています。ぜひお問い合わせください。

※参照元
https://chatbot.userlocal.jp/


 

まとめ

「AIチャットボット7製品を徹底比較 総務DXを実現するために」と題し、最初に取組むべき課題、チャットボットとAIアシスタントの違い、そしておすすめの7製品・サービス・ソリューションをご紹介してまいりました。世の中にはたくさんのAIチャットボットがあることがわかりました。比較検討する場合のポイントは「AIチャットボット単体」で検討するのか、「総務DXを実現するためのソリューション」を検討するのか、自社の方針をしっかり立てるべきだと感じました。

社員の問合わせや顧客の問合わせにAIが対応し、効率化してくれるのがAIチャットボットです。みなさんの会社の課題解決のためには、「AIチャットボット単体」でよいのか、「総務DXを実現するためのソリューション」としてAIチャットボットを活用するのか、を自社で議論してから比較検討していきましょう。

当サイトでは、総務DXの実現を目指したい方へ、参考になるダウンロード資料をご用意しております。総務DX実現のために、ぜひ資料をダウンロードください。

本記事は2022年3月10日の情報を基に作成しています。チャットボットやAIアシスタントに関する詳しいお問い合わせは、参照元と記載している、各チャットボット・AIアシスタントのサイトからお問い合わせください。

価格や料金はすべて税別で表記しています。

 

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