2024年10月29日 07:30
ChatGPTを自社に導入して業務利用すれば効率的だと知っていながら、機密データ漏出などのリスクを恐れ、導入に踏み切れないといったお悩みを抱えていませんか?
ChatGPTが持つ潜在リスクは既に周知されており、それらに対する対策方法もある程度確立しています。ですから、もはや導入しないといった選択肢はビジネスチャンスを逃した状態であるとも言えるでしょう。実際にこれらのリスクを理解し適切な対策を講じ、既に業務に活用し工数を大幅に削減している企業も数多くあります(ちなみに弊社も活用中です。)
本記事では、今すぐ業務で利用したい方へ向けて、ChatGPTの導入方法と、リスクを低減する方法についてご紹介します。この記事を読めば、ChatGPTの導入について前向きに検討できるようになり、使い道について新たな洞察も得られるでしょう。
※本記事は2024年10月の情報に基づいて記載しています。
ChatGPTは、Web版とスマホアプリ版の2種類に分かれます。業務パソコンから利用する場合、専用アプリのインストールなどは不要です。
まずはhttps://chatgpt.com/にアクセスし、そこから「サインアップ」を選択します。すると、アカウントの作成画面が開きますので、メールアドレス、またはGoogle、Microsoft、Appleアカウントから新規ChatGPTアカウント作成をします。
メールアドレス登録をする場合、確認メールが届きますので、メール内リンクから登録作業を続けてください。それ以外は氏名と生年月日を登録すれば、すぐに利用開始できます。
ChatGPTはスマートフォンでも手軽に利用できます。Android、iOSそれぞれのアプリをインストールしてみましょう。
Android版はここからインストール |
iOS版はここからインストール |
インストールが完了したら、利用前に以下の設定を事前に確認します。
ChatGPTでは、言語設定の変更も可能です。画面右上のアイコンをクリックし、「設定」を選択します。
設定画面から「一般」> 「言語」を開き、ChatGPTで利用する言語を変更します。
業務利用をするなら、セキュリティ面にも気を配りましょう。ChatGPTは無料版でも多要素認証の設定ができます。万が一、利用デバイスを紛失してしまった際に、事前にこの設定をしておくことで、流出させてはならない入力プロンプトの保護に繋がりますので、ぜひ設定してください。
「設定」 > 「セキュリティ」から変更できます。
「有効にする」をクリックした後、画面に出てくるQRコードをご自身のスマートフォン認証アプリで読み込み、多要素認証が出来るようにします。
ChatGPTのデフォルト設定のままでは、入力プロンプトの内容が学習データとして利用されてしまいます。セキュリティの観点から、特に業務で利用する際には必ずオフにしてから利用するようにしましょう。
「設定」 > 「データコントロール」から変更できます。
ChatGPTはテキストだけでなく、音声でも回答してくれます(音声キャラクターは9種類から選択可)。音声の場合は、テキストよりも自然な口調で話してくれるので、まるで誰かと会話をしているかのようにコミュニケーションを楽しめます。英語以外での言語で話すと、若干の英語訛りがあるのも少しユニークな点です。さらに日本語で会話していたものを別言語に指定して翻訳するように頼むと、すぐに言語を切り替えてくれます。例えば海外顧客とのやり取り中に調べものをした際、すぐにその内容を音声でも共有できるため、これまでは通訳を介さないとコミュニケーションが取れなかった人もこの機能の活用次第で会議に積極的に参加できるようになります。
音声は、「設定」 > 「スピーチ」から変更できます。
回答文を音声で聞きたい場合は、回答文の左下の音声アイコンをクリックすると聞くことができます。
ChatGPTには無料版と有料版があり、無料版は小規模でなら十分に利用できる機能が揃っています。
ただし業務利用でチームメンバーと本格的に利用したい場合は、トークン数(文字数に相当)がより多い有料版を利用する方がはるかに便利です。他にも、共同作業の有無やデータ分析ができる等、プランによって違いがあります。ChatGPTのプランは全部で4つ、そのうちビジネス用はTeamプランとEnterpriseプランの2つがあり、それぞれWebとスマホアプリで使えます。
用途 | プラン | 概要 | 料金 |
---|---|---|---|
プライベート | Free |
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無料 |
Plus |
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1ユーザー$20/月 | |
ビジネス | Team |
|
|
Enterprise |
|
要問合せ |
【参考】OpenAI Platform「Pricing」
ChatGPTで利用できるモデルはバージョンの更新ごとに変化しており、モデルごとに出来ることが異なります。
例えば、GPT-4o(「o」は「omni」の略)はマルチモーダル(テキストや画像など複数の異なる種類のデータを同時に処理)に対応しており、処理能力が他と比較し非常に効率的な点が特徴です。無料版ではアクセス数が限定されており、アクセス制限を超えるとGPT-4o miniへ切り替わります。
【参考】OpenAI Platform「Models」
無料版で使えるGPT-4o miniは、GPT-4oよりもリソース消費を軽量化したモデルです。軽量化しているため品質で比較すると、やはりGPT-4oの方が処理精度は高くなります。
【出展】https://artificialanalysis.ai/models
GPTsとは、ユーザーによってカスタマイズされたChatGPTを指します。特定の内容に関して回答してくれる、文章作成に特化しているなど、細分化したニーズに応えるように調整されています。無料版では利用のみ(使用制限付きで無料利用可)となりますが、有料版では自分で作成し、チーム内共有 (Teamプラン以上)や、GPTストアで一般公開が可能です。
GPTストアは「GPTを探す」からアクセスできます。
DALL-E(無料プランでは利用制限あり)はテキストを理解し、画像やアートを作成できる生成AIモデルの一種です。
2024年10月時点での最新モデルはDALL-E 3であり、ユーザーのプロンプトにより作成された画像の編集を行えます。さらに、既存の画像編集、ユーザーが提供した画像のバリエーションを作成できるといった特徴があります。
ビジネス向けプランであるTeamまたはEnterprise版では、
などが行えます。
共同ワークスペースがある場合は、個人用ワークスペースと切り替えて利用が可能です。また、共同ワークスペースでチャットを共有して利用することで、効率的に業務処理できるプロンプトやGPTsを共有してチーム全体の生産性を上げられるなど、業務別のユースケースにより特化した使い方ができる点が特徴と言えます。
OpenAIによると、Teamプラン以上の場合、デフォルト設定ではビジネスデータ(ChatGPTチーム、ChatGPTエンタープライズ、またはAPIプラットフォームからのデータ)はデータ学習へ利用されないと明記されています。(https://openai.com/enterprise-privacy/)
またOpenAIはすべてのデータを暗号化して処理するため、データ漏洩に関するリスクも非常に低い運営がされています。
Enterpriseプランでは、ドメインごとにSSO認証されるなど、一般的にビジネス利用される場合に他のITサービス同様のプライバシー保護がされている点も特徴です。
ChatGPTの有料版は、画面左下の「プランをアップグレードする」から申込できます。
ビジネス利用の場合は「Business」タブを選択し、「Teamにアップグレードする」をクリックします。
ボタンをクリックしたら、任意のワークスペース名を入力しましょう。この名前は後から更新できるので、決まっていない場合でもとりあえず入力して「支払方法を選択する」へ進みます。
月払いまたは年間払いを選択し、利用人数(座席)を選択します。(年間を選択すると、月額が5ドル安くなります。)
支払い画面に進んだら、連絡先情報、支払方法(クレジットカードのみ)、請求先を入力して登録しましょう。
登録し終わったらチームメンバーのロール(管理者、所有者、メンバー)を設定して利用を開始します。
利用開始後は、個人アカウントとTeamアカウントを切り替えて利用できます。
なお、Enterprise版の利用についてはOpenAIへ問い合わせが必要です。
ChatGPTの設定が完了したら、早速使ってみましょう。以下では、ビジネスシーンでの活用例をいくつか挙げてみました。
ビジネスシーンでの活用例 | 概要 |
---|---|
一般論についての文章作成 | 「SEOを中学生にでも分かるように1000文字以内で説明してください。」といったように、個人や法人を特定しない情報についての解説を求めることができます。 |
メール、資料のたたき台作成 | ビジネスメールや資料の概要が決まっているけれど、うまく文章や構成が組み立てられない時に、ChatGPTなら簡単に構成から文章化まで行ってくれます。 |
概要作成や校正、翻訳 | 長くて専門的な内容のポイントだけ抽出したい際に、分かりやすくかみ砕いて要点を抑えた文章作成が行えます。その際に箇条書きをするように依頼すると反映してくれます。また翻訳ツールを利用しなくても自然な言い回し、言語ミスの修正にも役立ちます。 |
Excel関数作成やプログラム生成 | 実現したい内容と実現方法(Excel、html、javascriptなど)をプロンプト入力するだけで、関数やプログラムコードを作成してもらえます。 |
上記のような作業を行う際にコツが必要なのが、プロンプトの入力方法です。プロンプトとは、ChatGPTへ指示をする時の、テキストボックスに入力する文章を指します。
このプロンプトは、入力の仕方によって回答の精度が変わるため、高い品質の回答が得られるための入力方法を習得する必要があります。
例えば、プロンプトに役割を与えて、制約条件、入力文を明確にすると、何も考えずにプロンプトを入力した時よりも出力文章の品質が格段に上がります。例えば、文章編集作業の場合なら「あなたはプロの編集者です」といったように指定すると、ChatGPTが推論する領域が絞り込まれるため、専門性の高い文章出力がされる傾向にあるのです。
さらに詳しいプロンプトのコツは、「ChatGPTの質問テクニック~効果的な質問の仕方~」の記事で解説していますのでご一読ください。
ChatGPTの導入により、組織内の業務効率化だけでなく、これまで常識とされていた業界内の慣習も大きく変わってきています。この章ではChatGPTを導入・活用してどのように業務が変わったか、事例をご紹介しましょう。
広告の中でもキャッチコピーは素早く多くのアウトプットが必要な仕事です。これまではコピーライターが想像力を駆使し、時代に合ったコピーを生み出していましたが、そんな時代も終わりを告げようとしています。
最近の大手広告会社各社は、ChatGPTに商材ペルソナを入力し、瞬時に多くのキャッチコピー制作をしています。ChatGPTの導入で評価されているのは、やはり制作スピードもさることながら、修正スピードも速い点です。
これまで人力でやっていた頃と比較すると、生産性が圧倒的に向上しており、特により短期間で大量のアウトプットを出す広告業界には非常に相性が良かったと言えるでしょう。
【参考】日経XTECH「ChatGPTで広告会社の組織激変、サイバーでは30人以上いたディレクターがゼロに」
DX推進に力を入れている企業であれば、ChatGPTの社内展開にも積極的な傾向があります。パナソニックホールディングス株式会社では、社内DX推進の一環として、同グループ会社が出しているAIアシスタントサービス「ConnectGPT」をベースに社内版環境を構築し、2023年4月より国内全社員へ活用を広めました。
その際にセキュリティ面にも事前に配慮している点は注目すべきポイントでしょう。
例えば、入力情報の保持期間の設定、二次利用や外部共有ができない仕様にするなどといった対策もされており、こうしたリスクも同時に検討しつつ新たな技術を社員一丸となって経験することで、社員のITリテラシーも同時に向上されている点は大きなメリットだと言えます。
【参考】Ledge.ai「パナソニックが社内版ChatGPTを全社員へ拡大、国内約9万人が本格利用開始」
SIerである弊社NDISも、もちろん社内業務でChatGPTを駆使している企業の一つです。弊社では社内ポータルサイトから、人事や経理をはじめ、業務で必要なフローやルールに関しての問合せをChatGPTを搭載した、独自のチャットボットツールに集約しています。
特に大半の社員がリモートで働く弊社では、もともと社内ナレッジ共有もITシステムで素早く共有する土壌が出来上がっていたので、導入も非常にスムーズでした。
導入にあたり、なるべく自社業務に最適化させたかったため、特に弊社特有の業務データを連携させられるツールを開発したのがポイントです。通常のChatGPT単体ではこういった独自情報への回答が得られませんが、ChatGPTのモデルを活かし、自社のスタイルに合わせて使いやすさを重視して開発を行ったので、そうした課題をクリアできました。
【参考】IBM「ChatGPTを企業で便利&安全に活用する方法。WatsonとChatGPTの技術を組み合わせたチャットボットも登場!?」
メリットや活用のポイントを分かりやすく解説!
AIチャットボット 社内活用入門ガイド
日々のニュースで生成AIの話題が多い一方で、ChatGPTに否定的な組織の方がいまだ多いのが現状です。2023年にBlackBerryが実施した調査によると、世界の75%の組織が業務用デバイスでのChatGPTおよび生成AIアプリを禁じている、との結果が出ました。(※6)
禁止している理由として、データセキュリティやプライバシーの観点、またセキュリティ保護されていないアプリ利用によるサイバーセキュリティへの影響等へ懸念を示している、などが挙げられています。
一方で、自社独自のAIチャットボットサービスを別途開発しているから、という理由が背景にある場合もあります。
例えばChatGPTの社内利用を禁じていたAppleは、Bloombergの報道によれば「Apple GPT」を自社利用に向けて開発しており(※7)、形は違えどやはり生成AIの力を利用しようとしている点は同じです。
同社は、2024年に入ると自社商品においてOpenAIとタッグを組みだすといったように、経営者の考え方も随時アップデートされてきていることが伺えます。(※8)
まだまだセキュリティの面など懸念も払拭されきれない部分も確かにある一方で、既に多くの市場ユーザーがプライベートでChatGPTを始めとするAIツールを利用している背景を考えると、遅かれ早かれ利用を迫られる時期がやってくると言えるでしょう。
(※6)【参考】BlackBerry「75% of Organizations Worldwide Set to Ban ChatGPT and Generative AI Apps on Work Devices」(※7)【参考】Bloomberg「Apple Tests ‘Apple GPT,’ Develops Generative AI Tools to Catch OpenAI」
(※8)【参考】NHK「iPhoneに生成AI” アップル発表 ChatGPTも利用可能に なぜ?」
前の章で見てきた通り、ChatGPT導入への考え方も日々進化してきているため、導入する企業がこれからさらに増加することが予想されます。しかしながら、いざ導入するとやはり懸念点が立ちはだかるのも事実です。
代表的なポイントとして、以下のようなものが挙げられます。
以下では各懸念点の詳細と、おすすめの対応策について解説します。
OpenAIはアメリカの会社ですので、やり取りはすべて英語です。また情報収集する際にも、最新情報や詳細情報については日本語に翻訳されていない場合も多々あるため、自力で解決する際には高度な英語力が求められます。
問合せ方法はチャットとメールがあり、急いでいる際にはチャットでのやり取りの方が良いでしょう。
ただしここで問題なのが、もし複雑で説明しづらい場合、すぐに解決したいがなかなか回答を得られない場合に、時間を余分に消費しがちであるという点です。
日本語対応がある、あるいは電話対応も可能な環境であれば、このような課題発生時にもすぐに対処できますが、適切なサポートが受けられない場合、予想外に多くの工数を消費してしまうリスクがあります。
そこで導入を検討したいのが、国内のChatGPT導入支援をしている企業のサービスを利用する、という方法です。これらのサービス展開をしている会社には、ChatGPTに精通したスタッフが在籍しており、多くの知見とナレッジを既に持っていることから、事例を踏まえた実践的なアドバイス提供や、カスタマイズ設定や社員研修についても初歩から伴走してもらえます。
もちろん言語の心配もなく、営業時間内でスムーズにやり取りが行えるため、安心して導入作業に取り組めるでしょう。
OpenAIの公式発表では、「Teams以上のプラン利用時におけるビジネスデータをAI学習へ利用することはない」と言われています。しかし、例えば従業員がプライベート版の利用をした際に、「うっかりデータ履歴の学習利用設定をオフにし忘れたまま、会社の機密情報をプロンプトに入力してしまった」などというケースが発生しかねません。
これは実際に起こったインシデントですが、サムスンでは社内のエンジニアが機密ソースコードの入ったプログラムをプロンプトに打ち込んでしまいました。同社はその後、ChatGPTの利用を禁止するまでに至りましたが、特に懸念が残っている部分としてサービス運営元が所有するサーバ上にこれらの情報が残ってしまっていないかという点です。(※9)
こうした事件を踏まえると、社員が個人で利用できてしまう環境を与えてしまうことは完全に禁止せざるを得ないでしょう。しかし、だからといって生成AIサービス無しでの業務を継続することは、効率性や生産性の面からも競合に遅れを取ってしまうことも否めません。
(※9) 【参考】「サムスン、ChatGPTの社内使用禁止 機密コードの流出受け」
従業員個人がChatGPTを自由に利用できる環境では、やはり上記のようなインシデントが発生する可能性が常にあります。
そこで、社内で利用するための新たな独自環境をOpenAIのAPIサービスを使って構築することでこうした問題が解決されます。
例えば自社に必要な監査ログ、ユーザー認証、外部システム連携や社内利用のチャットツール連携など、業務でスムーズに利用できるようなカスタマイズを行えば、セキュリティだけでなく利便性の面においても優れています。もしくはMicrosoft Azure上でもChatGPT API利用ができるので、Azureセキュリティ機能やインターネット閉域接続をしたい場合には、UIは独自開発が必要ですが、こちらの方法もおすすめです。
ChatGPTは、大量データをもとに自然な回答を可能にしています。一方でいつも正確な情報を返してくれるわけではなく、時には誤った情報も、まるで正確な情報であるかのように返答してしまうことがあります。(通称:ハルシネーション)
特に絶対に間違いが認められない医療、法律、教育現場、顧客問い合わせといったシーンで利用する場合には、ハルシネーションは致命的とも言えるでしょう。
AIによって自動生成された虚偽の回答を防ぎたい時におすすめの方法が、RAG(Retrieval-Augmented Generation )と呼ばれる検索拡張生成技術の併用です。
RAGは自社独自の専門領域別データベースを事前に用意しておき、ユーザーのプロンプトに応じて信頼できる情報をそれらから抽出、さらに回答を自然言語処理で分かりやすく伝える機能を持っています。
この機能を搭載し独自開発を行えば、特に上記のような回答が必ず決まっていなければいけない場合や、社内規定などの検索にも有効活用できるのです。
ただし、RAGを利用してもハルシネーションを完全に防ぐことは難しいと思われます。誤った情報を伝えてしまうリスクを無くすには、対話型AIによるFAQベースでの回答ができるチャットボットを併用するなどをおすすめします。
最後に、弊社NDIソリューションズが開発・提供しているAIチャットボットをご紹介しましょう。
弊社ではAIを中心とした先端技術への取り組みを強化しており、中でもRAGを取り入れたAIチャットボットCB3を展開しています。
CB3 RAG with GPTオプションでは、RAGによる企業固有のデータに基づき業務に関連した内容の回答生成に加え、回答できない質問に対しては、ChatGPTから得られた答えを参考回答として表示する柔軟性を持ち合わせている点が特徴です。
経験豊富な弊社スタッフによる事前の丁寧なヒアリングによって、運用開始までしっかりとご支援いたします。(ご要望に応じてMicrosoft Entra ID (旧AzureAD)またはHENNGE ONEの認証機能の設定も対応可。)
既に県庁による県民向け問合せシステム、民間企業の顧客問合せ対応や社内問合せ用として活用いただいており、お客様独自のさまざまなケースに応じたご提案が可能です。
CB3 RAG with GPTオプションについての詳細は、ぜひこちらをご覧ください。
CB3 RAG with GPTオプションご紹介資料
いかがでしたでしょうか。本記事では、ChatGPTの導入方法と費用、また導入における潜在リスクと対策についてご紹介しました。
ChatGPTには4つのプランがあり、チームや大企業での利用などビジネス向けにはTeamプランまたはEnterpriseプランが便利です。基本的にビジネス利用向けプランについては、入力プロンプトが学習データ利用されることはなく安全性も担保されている一方、それ以外のケースについてはインシデントが発生するなど、企業での活用時においては十分なリスクへの理解と対策が必要となります。
またOpenAIから直接ChatGPTを導入する場合、基本は英語での対応のみとなり、また独自にセキュリティ対策を行いたい、あるいは自社業務に特化させた回答生成が必要な際には、独自で構築する必要性があります。
社内で対応できる人材がいない場合には、国内でChatGPTソリューションを展開しているサービスも多くありますので、ぜひ気になった方はこれらのサービスについても検討しながら、業務の効率性と生産性をさらに向上していきましょう。
当サイトでは、AIチャットボット、kintone活用、ChatGPT、総務DXに関するダウンロード資料をご用意しております。ご興味のある方はダウンロードいただき、資料をご活用ください。
また、チャットボットトライアルもご用意しておりますので、ぜひお試しください。